こんにちは、ゆーです!
シリーズ累計300万部の「夢をかなえるゾウ」
小説家、水野敬也さんの作品でシリーズとして全4巻。
2007年に世に出され、2008年にはドラマ化もされている作品。
書店にも目立つ位置に置かれていることが多いのでご存知の方も多いかと思いかもしれません。
とても、よかったのでご紹介!
ダメダメな僕のもとに突然現れたゾウの神様“ガネーシャ”。 なぜか関西弁で話し、甘いものが大好きな大食漢。そのくせ、ニュートン、孔子、ナポレオン、最近ではビル・ゲイツくん(、、)まで、歴史上の偉人は自分が育ててきたという……。しかも、その教えは「靴をみがく」とか「募金する」とか地味なものばかり。こんなので僕の夢は本当にかなうの!?
引用:amazon.co.jp
Kindle Unlimited会員の方は0円で読むことができます。
「夢をかなえるゾウ」あらすじ(ネタバレなし)
生き方のアドバイスをする神様ガネーシャと、「僕」の2人のやりとりでストーリーは進んでいきます。
この作品の中で描かれているガネーシャは神様といっても、とても神々しい感じの存在ではありません。
- 関西弁
- 喫煙者
- あんみつが好き
関西弁で、タバコをふかしながら偉そうに「僕」に指示をする、ある意味とても親しみがわくようなキャラクターで描かれています。
ただの自己啓発本ではない、楽しく読めるポイントがここにあります。
堅苦しい言葉は、ほとんど出て来きません。
指示され続ける「僕」は、ガネーシャに対して反抗の気持ちを抱いたり、納得のいかないそぶりをみせたり。
「僕」に感情移入しながら、物語の中で言われていることを自分自身に置き換えて読み進めていくことができます。
物語の中で言われている内容は、現実世界で実践できるものばかり。
それも、より具体的でとても良い人生のエッセンスになります。
本書の要点
この本の中には生活の中において「夢を叶えるためにやるべきこと」が次々と語られます。
- お金を得るためには人を喜ばせたいと思う気持ちが大切。
- 「学ぶだけ」では人は変わることはできない。
- 行動として実行してこそ、得た知識は自分のものになる。
大まかにはこのような内容。
この本に説得力がある理由のひとつとして、現実の著名人とその人が実際にどのようなライフハックを送っていたかということが紹介されます。
- 万有引力のニュートン
- 元メジャーリーガーのイチロー選手
- 作曲家のモーツァルト
- Apple創設者のスティーブ・ジョブズ など
誰もが知っている著名人の名前が次から次へと出て来ます。
「夢をかなえるゾウ」で学べるTips(ネタバレあり)

ここではネタバレといっても内容には触れず、ガネーシャが「僕」に何を教えていくのかを箇条書きで全て紹介します。
- 靴をみがく
- コンビニでお釣りを募金する
- 食事を腹八分におさえる
- 人が欲しがっているものを先取りする
- 会った人を笑わせる
- トイレ掃除をする
- まっすぐ帰宅する
- その日頑張れた自分をホメる
- 一日何かをやめてみる
- 決めたことを続けるための環境を作る
- 毎朝、全身鏡を見て身なりを整える
- 自分が一番得意なことを人に聞く
- 自分の苦手なことを人に聞く
- 夢を楽しく想像する
- 運がいいと口に出して言う
- ただでもらう
- 明日の準備をする
- 身近にいる一番大事な人を喜ばせる
- 誰か1人のいいところを見つけてホメる
- 人の長所を盗む
- 求人情報を見る
- お参りに行く
- 人気店に入り、人気の理由を観察する
- プレゼントをして喜ばせる
- やらずに後悔していることを今日から始める
- サービイスとして夢を語る
- 人の成功をサポートする
- 応募する
- 毎日、感謝する
以上の項目をガネーシャに課題としてアドバイスされます。
上の文章を見るだけだと、表面的なことしか理解できないと思いますが、本書を読んでいくと、それぞれの言葉がうわべだけのことではないことがわかっていきます。
それぞれがしっかり深い意味をもっていて、それをするべき理由も理解できるような内容になってます。
ただ単純な自己啓発本ではない
本書のポイントは後半。
主人公である「僕」はガネーシャからの課題を次々とこなし、自分が変わっていくのを実感していきます。
ガネーシャも前半徐々に変わっていく「僕」を褒める場面もあり、その調子だ!といった流れで進んでいきます。
しかし、物語の終盤。
夢に近づいているように感じる自信に満ち溢れワクワクしている「僕」に対してガネーシャは言います。
自分、このままやと変われへん、思うねん
「全ての課題をクリアしてきたのに、なぜ・・・?」と
ストーリーとしてもグッと惹きつけられる場面でした。
その理由は本書の後半で描かれていきます。
最後の方はだんだんとガネーシャが遠くへ行ってしまう描写もあり、「自分で行動しないとなにも変わらないんだ」という核心的なことを実感していく「僕」の気持ちにもとても共感ができます。
まとめ:気軽に読める自己啓発本です
「夢をかなえるゾウ」というタイトルですが、
- 夢ってなんなのか分からない
- 夢なんて持っていない
そんな人にもおすすめできます。
本書は行動をすることにフォーカスした内容になっているので、現実世界の自分を変えてくれる一冊になりうる本です。
ガネーシャと「僕」の対話形式でテンポよく話しが進んでいくので、読書が苦手な人でもサクサク読める作品です。
ぜひ一度、読んでみてください。