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「チーズはどこへ消えた?」あらすじ。少ないページ数で学びがかなり多い!

こんにちは、ゆーです!

今回は「チーズはどこへ消えた?」のあらすじ、感想を書いていきます。

アメリカの医学博士・心理学者である、スペンサー・ジョンソンが著した童話、ビジネス書。

日本では2000年に訳書が発売されていて、ベストセラーとなっています。

ジャンルとしてはビジネス書、自己啓発の内容ではあるのですが、登場人物たちがとても可愛らしくて愛着が湧いてきてとても読みやすい一冊。

ページ数も少なめなのですぐに読み終えることができたのですが、短い物語の中に人生に大切なことが凝縮されていました。

チーズはどこへ消えた?あらすじ

本の始まりはシカゴのとある高校の同級生の集まり。

「人生って思うようにいかないものね」と話が進んでいく中、その集まりの中のひとり、マイケルが話だします。

マイケル
マイケル
ちょっと面白い話を聞いて、すべてがかわったんだ。その物語のおかげで変化に対する見方が変わったんだ。変化とは、何かを失うことだと思っていたのだが、何かを得ることなのだ、とね。

そして、その物語が語られます。

登場人物

メインのストーリーでは、2人の小人と2匹のねずみが登場します。

  • ヘム(小人)👦
  • ホー(小人)👦
  • スニッフ(ネズミ)🐭
  • スカリー(ネズミ)🐭

ヘム、ホー、スニッフとスカリーは、ある迷路のような空間の中で生活をしています。

大好物のチーズを求めて、日々、その空間を駆け回っていました。

来る日も来る日もどれだけ探してもチーズは見つかりません。

毎日、迷路の中をさまよった末、やっとの思いで4人がたどりついたのは「チーズステーションC」というエリア。

そこには、食べきれないほどの大量のチーズがありました。

みんな大喜び。

毎日食べても食べてもなくなりません。

十分な幸せの中2組がとったそれぞれの行動とは

だれかが毎日補充してくれているのかと思うほど、毎日減っていく様子のないチーズ。

そんな状況の中2匹と2人は、違う行動をとるようになっていました。

🐭スニッフとスカリーがとった行動🐭

チーズがなかった時と同じように、朝早く起き、まっしぐらにチーズステーションCへ向かう。その時に、他の道の探索も日々、やめることはなかった。

👦ヘムとホーがとった行動👦

チーズステーションの近くに引っ越しをして、早起きもせず、ゆっくりとチーズステーションCへ行く。チーズがたっぷりある状況を前に完全に、なまけてしまっていた。

ある日チーズがなくなる

そんなある日、突然チーズが無くなります。

ヘムとホーは想定外の事態に、納得がいきません。

これは何かの間違いだ!こんなことがあってはならない!
明日になればチーズは戻ってくるだろう!

チーズステーションCにまたチーズが戻ってくることを祈るばかりでそこから動こうとしません。

それに対して、スニッフとスカリーは、すぐさまチーズステーションCを抜け出して、次のチーズを探しに行きます。

結末

スニッフとスカリーがいなくなった、チーズステーションCで、ヘムとホーは途方にくれますが、ある日ホーが動き出します。

ホー
ホー
「このまま何も行動しなければ、一生このままだ」

しかし、ヘムは変化を恐れて動きません。

1人で、チーズステーションCを出たホーは自ら行動し、ついに新しいエリア「チーズステーションN」にたどり着きます。

そこには、チーズステーションCとは比べ物にならないくらいの色々な種類のたくさんのチーズがありました。

さらに、そこにはスニッフとスカリーの姿も。

スニッフとスカリーの大きなお腹はずいぶん前からここに到着していたことを物語っていました。

ホーがその後どうなったのか、答えは本の中では描かれていません。

「チーズはどこへ消えた」感想

以上が簡単なあらすじです。

「この2匹と2人は、私たちの中にある単純さと複雑さを象徴している。」とこの物語の中では語られています。

この本は三部作になっていて、この物語の章の次にまたマイケル達が話しているシーンが描かれています。

そこでは、「この4つの中であなたはどのタイプでしょう」ということを考えさせられます。

物語の登場人物の名前はその人物を象徴する意味をもつ言葉になっており、物語のなかで描かれる2匹と2人は以下の通り。

スニッフ・・・においをかぐ、〜をかぎつける

変化を敏感に察知し、物語の中では「チーズが日々だんだんと減っている」ことに気づいていました。いつかチーズがなくなることを予測していたので、すぐに次の行動をすることができました。

スカリー・・・急いで行く、素早く動く

素早い行動力で、とにかく早く新しいチーズを求めて動き出します。誰よりも早く動けば、新しいチーズを見つけることができると信じています。

ヘム・・・閉じ込める、取り囲む

4人の中でもっとも臆病で最後まで行動することが描かれなかった、1人。チーズがなくなったことを、何かのせいにして現実逃避。行動しようとするホーの話にも耳を傾けようとしない。

ホー・・・口ごもる、笑う

勇気を出して行動することができ、求めていたチーズを見つけることができたホー。多くの葛藤と向き合いながら、徐々に成長していく姿が物語でも描かれています。主人公的存在。

この物語では人生において「変化」をどのようにとらえるかを考えさせられる内容となっています。

物語の中のチーズを自分が今成し遂げたい夢や欲しいモノに置き換えて物語を読み進めると、自分が今、その夢や目標に対して、どのような立ち位置にいてこれからどのように行動していけば良いのかを気づかせてくれます。

挑戦には、障壁や悩みがつきもの。

壁にぶちあたったときに、変化を恐れずに行動していく。その先に広がっている新しい世界、景色は、挑戦した人にしか見ることができません。

ホーが、チーズステーションCを抜け出す時に「知らない世界へ入っていく恐怖」を感じるシーンがあります。

しかし、その恐怖を乗り越えた先でチーズステーションCを抜け出したホーは爽快感を感じています。

人生においても様々な場面でこのようなことが当てはまります。

新しい決断をする時には、怖くて進めないこともある。

しかし、初めの一歩を踏み出してみると、すっと肩の荷がおりて思ったより平気だったということはだれしも経験したことがあるのではないでしょうか。

ホー
ホー
人生は進んで行く。ぼくらも進まなくてはならない

この物語では、ただ単に、「チーズを見つけられてよかったね」という内容ではなく、ホーの気持ちの変化が重要な意味を持って描かれています。

チーズステーションCを飛び出してからチーズステーションNを見つけるまでの間、ホーは、たとえ新しいチーズが見つからなくても、チーズステーションCにとどまっていたときよりも、はるかに良い気持ちになっていることに気がついています。

変化を恐れて現状に止まっているよりも、勇気をだして一歩踏み出すことで気持ちも変化していくということです。

  • スニッフのように、周りの変化を常に、観察する。
  • スカリーのように、だれよりも早く行動する。
  • ホーのように、勇気を振り絞って行動する。

どのパターンになるかは人それぞれですが、何かを始めようと思う時にあと一歩がでない・・・そんなときに読んでみると自分の気持ちの中に新たな発見があるかもしれない、そんな一冊になっています。

チーズステーションCに留まったヘムがその後どうなったかは、物語の中では描かれていません。

そこを読者に想像させるのも、また良いですね。